【ショック】ピクシーシュリンプの共食いを目撃してしまった……

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夏休み明け10月から飼い始めた3匹のピクシーシュリンプ。
購入から1ヶ月経った現在、瓶の中のピクシーは1匹のみ。

 

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他の2匹はというと……
この1ヶ月の間にコロリコロリと死んでしまったのである。

 

1匹目は移動中に死んでしまった。原因は不明。ピクシーが入った瓶を新聞紙で包み、揺れないようにして自宅まで運んだ。で、自宅に到着して見てみたら1匹だけ瓶の底で引っくり返っていた。まだその時は死んでおらず、少し動いていたので回復をまったが、半日くらい経って動かなくなってしまった。

 

ピクシーは死んだ仲間を食べるそうなので、死骸は1日そのままにしておいた。すると予定通り他の2匹のピクシーが食べてくれた。1匹の死が無駄にならないことに感動した。

 

問題は2匹目の死因だ。2匹目は共食いが原因で死んでしまった。しかも生きているのに食べられたのである。私はこの共食いの瞬間を目撃してしまい、かなり大きなショックを受けてしまった。

 

共食いしたピクシーは3匹の中で1番大きなピクシーだった。そして食われたピクシーは3匹の中で1番小さなピクシーだった。私はこの2匹を、それぞれ「デカ」と「チビ」と呼んでいた。

 

共食いを発見した私は「もしかするとチビが何らかの原因で死んで、それをデカが食べているのか?」と思いつつも、2匹を離すために少し瓶を揺らしてみた。するとデカは慌ててチビから離れた。そして、チビはやはり生きていた。懸命に泳いでデカから逃げようとしていた。しかし泳ぎ方がどこかぎこちない。おそらく既にデカから手足を食われていたのだろう。

 

デカはチビを食う気満々でいるらしい。私が少し目を離しているうちに、すぐ共食いが再開する。食い始めたら瓶を揺らし、食い始めたら瓶を揺らし、その繰り返し。チビもかなり弱っているみたいだった。色々解決策を考えようとしたが、私にはどうすることもできなかった。それは夜遅くの出来事で、そのときにはもう日付が変わっていた。私は自分の無力さに絶望しながらも寝ることにした。

 

翌朝、恐る恐る瓶をのぞいてみると、腹がデカくなったピクシーがたった1匹で悠々と泳いでいた。チビの残骸はどこにもない。昨日まで2匹入っていたとは思えないくらいだった。

 

まさかの出来事だった。ピクシーは生きている個体を食うことはないと聞いていたので、共食いの心配はないだろうと思っていたのに……。

 

よくよく調べてみると、オスが生きているメスを食ってしまうケースがあるらしい。脱皮中または脱皮後のメスはオスに食われやすいのだとか。

 

確かに、あの時のチビは脱皮をしていた。だから2匹がくっついているのを見て「デカがチビの脱皮を手伝っているのではないだろうか?」と私は最初に考えたのだ。(実際は「手伝う」どころか「食っていた」のだが……)

 

ということは、チビはメスでデカはオスだったということなのだろうか。そうなってくると、いよいよ食われたチビに同情してしまって悲しくなった。その後「エビには痛覚があるのか」でひたすら検索してみた。専門家によると、エビにも痛覚があるらしい。さらに悲しい気持ちになってしまった。

 

動物は可愛くて大好きなのだが、いざ自分で飼ってみるとなると、「可愛い」という気持ちよりも「育てる恐怖」の方が大きくなってしまう。それでもなく無責任な性格の私が、生き物の世話をしっかりできるのか否かがまず心配であるし、そして生物の死を目撃するのが何よりも怖いのだ。私はペットを買うのに向いていない人間なのかもしれない。

 

しかし飼ったからには最後までしっかり面倒を見なくてはならない。いつまで一緒に暮らせるのかはわからないが、残った1匹のピクシーをこれからも温かく見守っていきたいと思う。